先日の名古屋vs千葉のプレーオフも話題になりました。
ネットでも誤審の文字が踊ります。村上さんだから?笑、というのもあるような気がしますが、今回の判定はどちらに転んでもおかしくはないと思いました。
誰もが思っているのが手にふれたらハンド。だと思います。
でも実はハンドのルールは単純ではありません。
選手の演技がうまいので、ただ触っただけでハンドになっているように思われがちですが、実は故意にやってるかやっていなかで判定が変わるのです。
競技規則にはこうあります。
ボールを意図的に手または腕で扱う(ゴールキーパーが自分のペナルテ ィーエリア内にあるボールを扱う場合を除く)。
(参考:JFA競技規則ページ, Law of the Game)
またガイドラインにはこうあります。
ボールを手または腕で扱う
競技者が手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則であ る。主審は、この反則を見極めるとき、次のことを考慮しなければならない。
- ボールが手や腕の方向に動いているのではなく、手や腕がボールの方向に動く。
- 相手競技者とボールの距離(予期していないボール)。
- 手または腕が不必要な位置にある場合は、反則である。
- 手に持った衣服やすね当てなどでボールに触れることは、反則とみなされる。
- サッカーシューズ
そう、触れただけではハンドかは判定できないのです。
「故意」にやってるかどうかが重要で、その判断は審判にゆだねられているのです。
それを踏まえてみると、かなりの至近距離で手を広げていないので
審判が手で顔をまもったと判断しても、ありえる話だと思うのです。
ですから今回については、かなり詰められてる状態で田口側にクリアしたクリアミスと言われてもおかしくはないのではないでしょうか。
後ろからのジャッジなので多少のズレはありそうですが、どっち側にとられてもおかしくはないと思います。ただこの距離で本気で間違えてたらそれこそ大問題ではありますが、、、
これを機会に皆さんがルールを読んでみると面白いかもしれません。